ピアノを習うということは、ピアノが弾けたらいいだけということでしょうか?
とにかく、間違わずに発表会で弾けたらいいだけなのでしょうか?
私はそうは思いません。
例えば、レッスンに来たら無言ではじまるわけではありません。
「こんにちは」「お願いします」
終了時には「ありがとうございました」「さようなら」
ご挨拶からはじまり、ご挨拶に終わります。礼儀作法もレッスンを受けるうえで大事なことです。
私のお教室では、習い初めに一緒に言う練習をします。これには「先生に習う」ということを生徒さんに自覚していただくためでもあります。先生と生徒であって、けしてお友達ではないということ。
動作も大事です。例えば、ピアノを弾くときに、足を大きく広げて弾いている人はいませんよね?
背もたれにもたれたまま弾いている人もいませんよね?
話し方も、品のある話し方、敬語、丁寧語をコミュニケーションの中で学んでもらいたいとおもっております。
これらを含めて、私はピアノを習うということだとおもっております。
もちろん、お教室だけでは身につかないこともありますから、お家での声掛けも大事です。
小さなお教室だからこそ、一人ひとりの時間を大事にし「弾くだけ」という指導にならないように意識しています。
生徒さんには、そこからどんどん枝を伸ばし、未来へ向かって進んでいただきたいと思います。